美術部 第52回 大阪私学写生大会

2019/10/10

2019年5月26日(日)

大泉緑地にて第52回私学写生大会が開催されました。

写生範囲も広く、1日中晴天で日差しも強かった為、生徒たちも疲れたと思いますが最高の写生日和となりました。

今年度も数多くの学校が参加し、個性あふれる風景画が多数出品された中で、本校の部員は、高校生1名が大賞、1名が優秀賞、4名が奨励賞を受賞することができました

大泉緑地はとにかく広大な敷地でバーベキューを楽しんでいる家族連れの方が多く、生徒達も写生をしながら美味しそうな匂いにお腹を空かせていたそうです。また、川、岩、木、池などの自然もたっぷりあり、場所によってはベンチや藤棚などの建物もあり、完成した作品はどれも構図が良く絵として魅力的な作品ばかりでした。中でも水辺を描く生徒が多く、苦戦したとは思いますがとても良く頑張ったと思います。

 

当日の生徒達の様子をご覧ください。

高校3年生は水辺を写生している人が多いです。技術力も付いてきて、絵の具の扱いにも慣れてきた3年生だからこそこの水辺を綺麗に描けるのですね。一人一人塗り方や色合いが違って個性的な作品が仕上がりました。

中には橋や公園の遊具、走っている子どもを写生する生徒も。自分の良いと思った瞬間を捉えたり、自分の描き方にあった写生スポットを探せるのも3年生、この3年でとても成長してくれたと思います。

高校2年生は誰も来ない穴場スポットを見つけるのが上手でした。また、遠くまで見える風景を描くというより、ピンポイントに近くの葉っぱや水辺を描く生徒も多かったです。

こだわりの場所、こだわりの描き方で描く高校2年生達゙....はたして間に合うのか?下描きは早めに終わらせて着彩に時間をかける生徒が多い印象でした。

背景の色を塗らずに葉の色から始めた生徒は、すき間が埋まらず苦戦していました。また、公園の遊具が複雑で時間内に描き終えられるのか焦る中学生もいました。良い経験ですね。

中学生は初めて写生に参加した生徒も多く、めまぐるしい一日だったようです。皆で協力しながら作品を仕上げていました。

見えた色をそのまま表現するだけではなく、色味を変えたり描き方を変えることでフィルターがかかったかのような絵を描くことも出来ます。見せたい部分に注目させたり、描き加えたり減らしたり....加減が出来るのも絵の良さですよね。

 

普段勉強も部活も頑張る部員ですが、今回の写生大会で普段とまた違った一面を見る事が出来ました。写生をしている隣で遊んでいた子どもが、川にボールを落としてしまったようで本校の生徒が拾いに行ってくれました。偶然居合わせましたが、その行動に感動しました。中学生の中には写生後に泥団子を作る生徒も居ました。彫刻や塑像をしてみると楽しいかもしれませんね。これからもいろいろな出来事に触れ、豊かな感情を持って成長してくれる事を願っています。

大会の審査は2ブロックに分かれて行われ、そのブロック中で1名だけが選ばれる大賞を本校の生徒が受賞しました。おめでとうございます!

最後は参加した生徒全員で写真を撮りました。皆さんお疲れ様でした。

 

写生が終わって帰りに見る大泉緑地は人も少なくなっており、とても広く感じました。私達顧問も頻繁に訪れる訳ではない大泉緑地を訪れる事ができて新鮮な気持ちになりました。きっと生徒達は広大な敷地と自然にいつもと違った感覚で絵を描いていた事でしょう。教室とは違い、風を感じ、美味しそうな匂いに食欲をそそられ、小さな子ども達がはしゃぐ公園を見てどんな思いになったのでしょうか、生徒達は普段学校での勉強やスマートフォンでのやりとりで日々過ごすことが多いのでしょうが、今回のような写生大会に参加し、自然がもたらす穏やかな気持ちになった事を忘れずにいてほしいものです。そして時には日々の息抜きに、このような公園を訪れても良いかもしれません。

いつもと違う行動から何かを発見する事もあります。普段と違った環境で絵を描いて生徒達も何か発見したのではないでしょうか。それが絵の技術なのか、絵に向かう姿勢なのか、あるいは全く別の事かは分かりませんが、その発見も大切にしてほしいと思います。

美術部顧問  弘正朋 森岡実里